--- title: "同じ曲を何度も聴く夜には理由がなくてもいい" description: "聴き終えた曲を、そのままもう一度最初から再生したくなる夜があります。新しい音楽を探すより、次に来る音を知っている流れの中にいたい気分を、回数や立派な理由で説明しないまま眺めます。" date: 2026-04-14 category: ひとり時間 tags: [音楽, 繰り返し] related_links: [app-store] draft: false og_image: "" --- 一曲が終わり、次の曲へ進む前にもう一度戻します。さっき聴いたばかりなのに、まだ同じ音の中にいたい夜があります。 特に好きな部分だけではなく、最初から最後までまた聴きます。理由を探すより、再生ボタンを押す方が早い気分です。 ## 知っている音には待ち構えられる安心がある 何度か聴いた曲なら、次にどんな音が来るかわかります。驚きは少なくても、その順番を待つ楽しみがあります。 新しいものを受け取る余裕がない日は、知っている曲の方が入りやすいものです。集中して聴かなくても、部屋の中に同じ流れを作れます。 聞き慣れているから雑に扱うのではありません。何度も戻れることが、その曲のよさになっています。 ## 回数を数えなくてもよい 三回目か四回目か、途中でわからなくなります。聴きすぎではないかと気にする必要はありません。 同じものを繰り返す時間は、何かを増やすためではなく、気分を急に変えないためにあります。今夜に合っているなら、その曲を選び続けられます。 飽きたと感じたとき、自然に別の音へ移ります。先に回数を決めなくても、終わりはやってきます。 ## 最後の一回だけ少し小さくする そろそろ止めようと思ったら、音量を一つ下げてもう一度流します。同じ曲でも、終わりに向かう音として少し違って聞こえます。 聴き終えたあとに静けさが戻ると、夜が少し進んだことがわかります。曲は変わらなくても、こちらの時間は動いています。 最後の音が消えたら、今度は部屋の小さな音を少し聞いてみましょう。