誰かが少し困った話をすると、何か役に立つことを返したくなります。自分ならどうするかを考え、すぐ文章にしようとします。
けれど相手は、まだ話の途中かもしれません。答えを作る前に、まず聞いていることを短く伝えられます。
相づちは話を止めない返事になる
「そうだったんだ」「それは気になるね」という一言には、解決方法が入っていません。だからこそ、相手は続きを話しやすくなります。
何も返さず待つ方法もありますが、文字だけの会話では読んでいるか伝わりにくいことがあります。短い相づちは、ここまで届いているという目印です。
立派な共感を示そうとしなくても、相手の言葉を一つ受け取れば十分です。
自分の経験をすぐ重ねない
似た出来事を思い出すと、「自分も」と話したくなります。共通点は会話の入口になりますが、相手の話がまだ続いているときは少し待てます。
経験を話す前に、「もう少し聞いてもいい?」と尋ねる方法があります。相手が話し終えたあとなら、自分の話も同じ場所へ置けます。
似ているようで違う部分もあります。自分の経験を答えにせず、一つの話として分けておくことが大切です。
わからないまま聞いてもいい
状況を完全に理解できないこともあります。わかったふりをするより、「そこはまだよくわからない」と静かに伝えられます。
聞くことは、全部を説明できるようになることではありません。相手が話せる範囲の言葉を、その順番で受け取る時間です。
次の返事に迷ったら、助言ではなく、ここまで読んだことが伝わる一言から置いてみましょう。