玄関には、最近よく履いている靴が並びます。きれいに一足だけ置くつもりでも、雨の日の靴や近所へ出るための靴が少しずつ増えていきます。
外から帰るたびに見ている場所ですが、立ち止まると最近の暮らしが少し見えてきます。
よく履く靴はしまわれにくい
明日も使いそうな靴は、靴箱へ戻さず端へ寄せます。次に出かけるとき、すぐ履ける方が楽だからです。
何日も同じ一足が前にあるなら、その靴で行ける場所へよく出かけているのでしょう。遠くへ行く靴より、近所用の靴が活躍する時期もあります。
玄関は予定表ではありません。それでも、足元から最近の日々を思い出せます。
天気の跡が少し残る
雨の日に履いた靴には、乾いた水滴の跡が残ります。晴れた道を歩いた日は、細かな砂がついていることもあります。
全部を帰宅したその日に手入れできなくてもかまいません。汚れに気づいたとき、布で軽く拭くだけでも次に履く準備になります。
外の様子を持ち帰るのは、服やかばんだけではありません。靴は黙ったまま、その日の道を玄関へ置いています。
一足しまうと場所が少し広くなる
並びすぎたと感じたら、しばらく履いていないものを一足だけ靴箱へ戻します。全部を一度に整理しなくても、足元の余白は作れます。
明日履く一足が見つけやすくなれば、それで十分です。玄関は展示する場所ではなく、出かけて帰るための小さな通り道です。
今夜はつま先の向きだけそろえて、家の中へ上がりましょう。