家までは歩ける距離です。それでも停留所にバスが来るのを見て、今日は一駅だけ乗ろうと思うことがあります。

待つ時間を入れれば、歩く方が早いかもしれません。速さではなく、少し座って帰りたい日の選択です。

一駅だけでも乗る理由はある

荷物が少し重い日や、靴が足に合わない日があります。はっきり疲れていると言うほどではなくても、歩く気分ではないこともあります。

そんな日に、歩けるのだから歩くべきだと決めなくてよさそうです。短い距離でも、乗りものへ任せられる部分はあります。

運賃を払って座る数分は、特別な休憩ではありません。ただ帰り道の一部を、いつもより静かにしただけです。

見慣れた道が少し高いところから見える

窓の外には、普段歩いている道が流れます。いつもの店や交差点も、座席から見ると少し違う速さです。

歩いているときには見上げない建物の窓や、道の向こう側が目に入ります。一駅では大きな発見はありませんが、見慣れた場所の別の面が見えます。

降車ボタンを押すころには、もう目的の停留所です。短さまで含めて、一駅だけの乗車にはよさがあります。

降りたあとの数分は歩く

バスを降りても、家の前までは少し歩きます。完全に歩かなくてよいわけではなく、残りの距離が短くなっています。

さっきまで座っていたぶん、足取りが少し軽く感じられます。全部を頑張るか、全部を休むかの二つだけではありません。

今日は一駅ぶんだけ任せました。あとは家まで、急がず歩いて帰りましょう。